先日のピティナ・ピアノコンペティションの会員向け要項発送に続いて、今日は毎日こどもピアノコンクールの参加規程が毎日新聞でも発表(掲載)されました。という事で、早速、当HPのイベント情報(コンクール欄)にも掲載させて頂きました。真由美先生からも生徒さんたちにお知らせしましたし、教室生徒さん以外でも当HPのコンクール情報欄を見てる方が多くいらっしゃるとお聞きしてます。お役に立っているのであれば幸いです。

 さて、昨日は「輝く子どもたちによるピアノコンサート2020」の開催中止を発表致しましたが、本当にここ数日、どうしたものかあれやこれやと考えることや心配することが多く、切ない思いで過ごしておりましたが、中止を決めてそういう悩みから一旦開放されて少しホッとしたような気もします・・・が、やはり残念な思いが大部分を占めているように思います。作りかけのプログラム・・・3年前にも出演した生徒さんならわかると思いますが、今回も前回同様に表紙・裏表紙も入れて全12ページの冊子、勿論、全カラー、出演者の写真も他のと比較しても大きめ、自称「ワタクシの知る限りこの辺りでは一番立派なプログラム♪」(笑)、出演者全員の写真はもう貼って、名前・学校学年・演奏曲目・プロフィール(コンクール受賞歴)をPart別にテキスト文書でまとめて(これが一番大変!)、真由美先生と酒井先生に内容をチェックして貰っているところでした。また立派なプログラムを作ったら、みんな嬉しく思ってくれるかな?・・・そんな思いもコロナウィルスに吹き飛ばされてしまいました。

 ちなみに三月には「輝く子どもたち~」のような大規模なものではありませんので、特に外向きにはPRしてませんでしたが、毎年恒例、まなみーる音楽室にて「みんなで楽しむ小さな音楽会」も3月28日に行う予定でした・・・が、こちらも開催中止に致しました。

 今朝は、先ず、毎コンのことをホムペにアップして、それから「輝く子どもたち~」の後援団体に送ります「開催中止のお知らせ」の文章を作成、岩見沢市民会館にも正式に中止のお知らせの電話、ピアノ調律師さんにも電話で中止のお知らせ(写真屋さんには昨晩、メールでお知らせ)、他の仕事のこともやって、午後からは先ず市民会館に行って会場キャンセルの手続き。ちなみにキャンセルの日にちが「44~10日以前」という事で、音楽室は冬季加算料と物件料は全額戻るのですが音楽室利用料金は2割だけの戻り、市民会館大ホールのほうは冬季加算料は戻るものの大ホール利用料金は還付無しの0円、全く戻りません。ワタクシどもは減免などの対象になってないので特に使用料が安くなっているワケでもなく正直言ってとても痛いです。

 ちなみにFacebookお友達のお話し(情報)ですと、札幌市は最初戻らなかったらしいのですが、みんなが要望を伝えたところ、「札幌市では、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から札幌市の指定管理施設の利用予定をキャンセルした場合、施設利用料金の返金等を行うことにしました。」と変更になり、報道機関各社に伝えたようです。その対象施設と言いますと、札幌ドーム、市民ホール、札幌コンサートホールKitara、教育文化会館、市民交流プラザ、各体育施設、他、計223施設となっております。ちなみに道央圏の某市のホールもキャンセル料がかからなかったというお話しを聞きしました。話題になってたところでは熊本市で、「新型コロナウィルスの感染拡大防止を目的に中止や延期をする場合、市はキャンセル料を免除。予約の段階で利用料金の一部を納めている場合はその全額を返金することにしました。市は施設利用料の扱いについて災害と同様に『不可抗力』に該当すると判断し、今年1月16日(国内初感染公表日)にさかのぼって3月31日までの間の利用予定分を対象としています。」とのことです(テレビ熊本のサイトより抜粋)。こういうの何て言うんですかね・・・今風に言うと、神的対応っていうのでしょうか?

 まなみーる事務所でキャンセルの手続きをして、それから「いわなび」と「赤レンガホール」に行ってコンサート中止のお知らせとチラシとポスターの処分のお話しを。赤レンガホールの管理のおじさん、今まで受付的な会話しかしたことがなかったのですが、気の毒そうな感じで「あれもこれも中止で、なんだかなぁ~」と話しかけて来られたので、ワタクシも「そうなんですよね~。子どもたちも一生懸命頑張ってたので開催してあげたかったのですが・・・」と。おじさん、「そうだよなぁ~。子どもたちが可哀そうだよなぁ~。」とポツリ。ワタクシも残念な思いがまた溢れ出てきて、何だか涙が出て来そうにも・・・。

 それから岩見沢市役所へ。ワタクシは、どちらかと言うと「こういうことはこのような決まりになっているのだから仕方が無い」と素直に引き下がるタイプなのですが、昨日、札幌のFacebook友だちの方々が「木村さん、諦めないで頑張って!」と背中を押してくださったものですから、勇気を出して(何せ物凄く緊張するタイプなので!)市役所の某室を訪ねていきました。最初、若い方が対応に出て下さいまして「市民会館の利用に関しての相談なのですが・・・」というようなことを言いましたら「市民会館の利用に関しては、教育委員会ですので、そちらに行ってください。教育委員会、どちらか分かりますか?であえーるって場所分かりますか?」みたいなことを言われましたので、「はい、教育委員会、充分わかってます」と答えながらも心の中で「教育委員会?あっちかい~?でも、もしかして教育委員会に行ったら行ったで、それは市役所の〇〇室だからそちらに行ってくださいとかって言われたらどうしよう?」と思ってしまったので、窓口が違ってもなにしても取り敢えず事情を聴いて貰おうと思って話し始めたところ、その方も真剣に聞いてくださいまして、そういうことならちょっとお待ちください、とその方の上の方だと思うのですが、呼んできてくださいまして。新型コロナウィルスの感染拡大防止のために政府がイベント自粛を要請、それでせっかくのイベントも断念して中止を決めて、札幌市や他の自治体でも全額返納してくれるところもあるのに岩見沢市ではそのような対応になっていないので検討して欲しい、一市民からこういう声が上がっているという事だけでも伝えて欲しい、というようなことをお話しさせて頂きました。市の施設は他にも色々あり管理もそれぞれ違ってくるので、今はそれをひとつひとつ状況を確認して、これから検討するところです・・・というような説明をしてくださったと思います。さっきからやたら「というようなことを」と言ってますが、正直言って、その場でメモしてたり録音してたわけではないので、自分の言った一言一句、市役所職員さんの言った一言一句、確り覚えているワケではないのでご了承くださいまし。でも、親切丁寧に対応してくださいましたし、これからでも検討して頂き、改善して頂けたら有り難いです。ちょっと緊張しましたけど、先ずは行ってきて良かったと思います。

 その後は、市立図書館(休館だったようですが、職員さんたちがマスクして掃除してましたので、コンサート中止のお知らせとチラシ・ポスターの件)、栗沢の来夢21(こちらも休館日でどなたもいらっしゃなかったようなので後日また)、発表会でいつも参加記念のケーキをお願いしている菓子店「赤いリボン」さんの春日町のお店「めーぷる倶楽部」、こちらにもチラシ・ポスターをお願いしていたのでコンサート中止のことで行ったのですが、店員さん、中止の話しを聞いて驚かれた表情をしてました・・・ポスター1枚とチラシ数十枚置いて貰っていたのですが、チラシ・ポスターの処分の話しをしましたら「実は、お客様が結構持って行かれたようで、チラシがもう1枚くらいしか残ってないんですよ」と。その話しを聞いて、「そうなんだぁ~。ワタクシの作ったチラシを見て、子どもたちのコンサートに興味を持ってくれた人たちがいたのかな?」そう思うと、なんか、とても嬉しいような、それでいて悲しいような、やはりまた涙が出そうな思いになりました。 mariyurinopapa