今日は、家の次女・友梨香のことを2つお話しさせて頂きます。

 実は彼女、2月2日にベルリンを出発して、第6回スヴェティスラフ・スタンチッチ国際ピアノコンクール(6th Svetislav Stančić International Piano Competition)に出場するためにクロアチア共和国の首都ザグレブへ行ってました。このコンクールは、地元のクロアチアはもちろんロシアやウクライナ、東欧圏からの参加者が多いようで、その中、日本人や韓国人も数人おりました。真由美先生の話しによりますとエリザベート王妃国際コンクールで5位入賞、ショパン国際ピアノコンクールにも出場していたアリューシャ・ユリニッチは前回のコンクールで3位に入賞したとことです。

 コンクールは2月3日から始まり一次予選は2日間、友梨香の出番は2日目の朝2番目の演奏でした。一次予選はバッハとエチュード3曲を含むソロ曲30分を演奏、その日の夜に発表があり、二次予選進出となりました。二次予選も2日間行われ、彼女の出番は一次の翌日、二次予選1日目の最後の演奏、こちらはベートーヴェンソナタ、課題曲となったクロアチア人作曲家の曲を含む60分のソロ演奏でした。次の日もまだ二次予選が続き、夕方にファイナル進出の6人が発表になり、ファイナル進出となりました。一次予選の時に数人女性の出場者がいたのですが、二次予選の時からすでに女性は友梨香ただ一人となってしまい、何となく厳しさを感じる気配(汗)。更にはヨーロッパの乾いた空気、ザグレブはかなり寒かったようで、練習室と会場とホテルを往復する間に、喉をやられてしまい、二次終了後に体調を崩したようです。翌日熱っぽい状態でファイナルを迎えました。

 ファイナル進出は6人、コンサート形式で3人ずつ2日間で行われ、友梨香は1日目のラストの演奏でチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲 第1番」を演奏しました。余談ですが、さすがに熱っぽかったのも、思い切り演奏して汗をかいたらとてもすっきりした・・・らしいです(笑)。昨日の夜(日本では今朝)、ファイナル2日目の3人の演奏終了後、表彰式があり・・・結果は、5位入賞となりました。やりきった事には嬉しいような、でも悔しいような・・・微妙な感じ?です(^.^;... でも、連日の予選、最後のラウンドまで進めて、コンクールのために用意した曲を全てを弾くことができたことはとても良い経験になったと思います。彼女は「更に上位入賞目指してまた日々精進します!」とのことです。ガンバレ!

 そしてもう一つ、彼女のお話し。本日チラシが届いたのでホームページのイベント情報にもアップしましたが・・・3月8日(木)、カワイ札幌コンサートサロン「ChouChou」(シュシュ)にて「木村友梨香ピアノリサイタル」(19:00開演、入場料1,000円)が開催されることになりました。主催はカワイ札幌で、後援はカワイ音楽振興会となっております。実は昨年、一時帰国した際、東京在住時代にお世話になりました企業・団体にご挨拶に行ったのですが、その時にカワイの重役の方より「北海道も盛り上げたいので、一度、札幌店に顔を出してきてください」というような事を言われたようで、それで岩見沢に帰って来た時に真由美先生と友梨香の二人でカワイ札幌の店長さんのところにご挨拶に行ってきたんですね。その時に「是非、リサイタルをやりましょう!」と仰ってくださったようで、今回のことが実現することになりました。

 ワタクシは東京のカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」には2度行ったことがあるのですが、カワイ札幌コンサートサロン「シュシュ」にはまだ一度も行った事がありませんので、それもまた楽しみです。札幌のカワイさんは、2014年4月に今のところに移転リニューアルオープンしたようで、「シュシュ」は約80席とのことです。友梨香の札幌でのリサイタルは、2015年9月にヤマハミュージック札幌店の主催で「ふきのとうホール」にて行われて以来ですので、2年半ぶりとなります。平日の夜となりますが、多くの皆様にご来場頂きたく、どうぞよろしくお願いいたします。 mariyurinopapa

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